社会の仕組み frame of society 2004 2 10
「ニコン・ショック」でしょうか。
市場では、こんな声があります。
「アドバンテストが、今期に入ってから、
何回か、業績の上方修正を発表するなど、
半導体製造装置業界では、業績の回復が鮮明になっている。
しかし、ニコンの場合は、
半導体ステッパーの回復が遅れている。
また、デジタルカメラの不振も響いた。
株式市場では、業績の下方修正を受けて、
失望売りが先行している。」
このようなことで、ショックを受けていては、困ります。
今後も、このような現象が見られるでしょう。
少子高齢化と人口減少社会では、
みんな、勝ち組ということは、ないのです。
少子高齢化社会では、限られたパイ(市場)の奪い合いとなるのです。
さらに、人口減少が始まれば、
減少していくパイ(市場)の奪い合いとなるのです。
少子高齢化と人口減少の対策は、
子供を増やすか、移民を受け入れるか、どちらかです。
自由主義社会では、
「子供を産む、産まない」は、個人の自由です。
自由主義社会においては
国の対応は、税制で対応するしかないのです。
子供2人の場合は、
所得税を、10%を基本として、
子供3人の場合は、
所得税を、5%とする。
子供1人の場合は、
所得税を、20%とする。
子供がいない場合は、
所得税を、30%とする。
少子高齢化と人口減少社会では、
介護の有力な担い手は、やはり、家族です。
人間は、生まれてくる時も、
食事や排泄の世話が必要なように、
老いていく時も、
食事や排泄の世話が必要なのです。
毎年、死が近づくにつれて、
知的能力が低下し、
身体能力も低下します。
現代では、医学の発達により、
身体能力は、維持できますが、
知的能力の低下は避けられないのです。
加齢により、体が丈夫で、知的能力が大きく低下した人、
そういう人が増える可能性があります。